WordPressの手動による掃除(最適化)
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ワードプレスで記事を書いていると、自然と溜まっていくものがあります。溜まったからといって不具合があるわけではありませんが、任意の時期に掃除することで、次のメリットが得られます。ただしデメリットもあります。
なお、この記事は「手動による掃除」のやり方で、プラグインによるものではありません。
またこの記事には「削除」作業が含まれます、削除実施の判断は読者様の責任で行って下さい。管理人は全てにおいて責任を負いかねます。
※一部の画像はタップ(クリック)で拡大します。
メリット
・手動なので、どの作業をしたのか判断できる。
・エクスポートでダウンロードしたファイルサイズが小さくなる
・不要なデータを削除することで、結果としてサイトを最適化したことになる
・使用していないリンクも削除することになるので、ネット上のゴミも減ると思われる
・万が一、サイトを移転することがあった時、サイトを掃除しておいた方が移転にかかる時間の短縮が期待できるのと、移転後は不要なものが一切ないサイトとして継続できる。
デメリット
・手間がかかる
・不注意による作業ミスをする可能性がある
・ここでは触れていませんが、難易度が高い作業だと難しくてできない、やりづらい。
初級編
件数の少ないカテゴリー、未使用となったタグを見直す
カテゴリーを作ってみたものの関連記事が少ない場合は、他のカテゴリーに移す、あるいは未分類に振り替えられるかを検討します。
もし「カウントが0になったカテゴリー」があれば、削除することが可能となります。
チェック(レ点)を入れて削除を選び[適用]をクリックします。
タグでも同様の作業が可能です。
とくに記事を削除する機会が多い方は、「カウントが0になったタグ」が数多く残っている可能性があります。
その結果
当サイトでも、カテゴリーとタグを見直しただけで、ファイルサイズを小さくすることができました。
たかだか71kbですが、未使用のタグを複数消した効果はあった、と感じました。
その他
不要なユーザーがあれば削除します。
注意点は「削除するユーザーの記事を0件にしてから削除」します。削除ユーザーの記事が残っていると、記事も一緒に削除される可能性があります。
中級編
1 メディア(画像)を見直す
記事を消した後、その記事の画像も消すという習慣を身に着けるのが望ましいのですが、なかなか難しい。
ワードプレス側が自動でしれくれればとも思いますが、場合によっては「1つの画像を複数の記事で使用していることがある」ので、その機能は不要。
よって、画像を確認しながら消すか消さないかを自分で判断する必要があります。
メディアのライブラリを選ぶと画像の一覧が表示されます。
通常は画像ごとに「記事名(例. Safari「サイト超え・・・)」が表示されていますが
記事名がない「(未使用)」という画像があります。
※(未使用)が一つもない場合もあるかもしれません。
この「(未使用)」の画像がヤッカイで、「どの記事にも使用されていない場合」があれば、「記事で使用されているのに(未使用)となっている場合」もあるのです。
こればかりは、ご自分で画像ごとに削除の判断をする必要があります。
1 画像のファイル名をマウスで選び反転させ、その反転部分の上で右クリックして[コピー]を選びます。
ファイル名を選ぶコツは、ファイル名の最後の文字の右(画像では5の後)にカーソルを置き、右から左(画像ではiまで)へ動かすと選びやすいです。
2 その画像の横の[投稿に添付]をクリックします
3 表示された画面の空欄の中で右クリックをし[貼り付け]を選び、[検索]ボタンをクリックします
4-1 その画像を使用している記事があれば下の段に表示されます。その場合は「削除してはいけない画像」と判断できます。
4-2 「項目は見つかりませんでした」と表示されると、「未使用の画像」とほぼ断定できます。「ほぼ」と書いたのは、固定ページやウィジェットなど「記事以外でその画像を使用している可能性がある」からです。
ご自身で「削除しても良い」と判断できたら削除して下さい。
大変、面倒な作業ですが、「サーバーの残り容量が気になるという方」なら、メディア(画像)の削除は大きな効果が得られる可能性があります。
2 FTPソフトでメディアの不要なフォルダを消す
ワードプレスは画像をアップロードすると、アップロードした年月ごとのフォルダを自動で作成します(している模様です)。
ただし、画像を削除して「フォルダの中の画像がゼロ件」になったもそのフォルダは残ったままになっています(なっている模様です)。
ここで(模様です)と書いた理由は、ワードプレスが自動で行っているので当方では断定できないからです。
また、この作業をしてもファイルサイズが小さくなることは期待できません。単なる整理整頓です。
そのうえで、FFFTPというソフトを使用し、「中身がゼロ件のフォルダ」を探してみました。
ワードプレスのwp-contentフォルダの中にはuploadsフォルダがあり、その中に「年」「月」別のフォルダが存在します。
この画像は「2019年6月」のフォルダで、推測になりますが「その時期に記事を書き画像をアップロードしたものの、記事そして画像を削除」した名残です。
消す場合は、中身がない「06」だけを選んで削除します。この作業は慎重に行う必要があります。間違えると、必要な画像を大量に削除する可能性があるので注意して下さい。
なお「空のフォルダ」があってもデメリットはありません。単に「未使用となったフォルダ」を削除すると、個人的には気分が良い、というだけです。