なぜFaxがいまだに現役なのか?
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あくまでも持論です。
「なぜ日本でデジタル化(電子化)が進まないのか?」を考える前提として
「なぜファクシミリ、ファックスが今でも活用されているのか?」を考える必要があります
考えられるメリットそして現状
●手書きで書いて、電話番号あるいは短縮ボタンで相手に送信できて一番簡単だから
●相手の好きな時間に確認してもらえるから。
●ファクシミリ機の操作が一番簡単だから。
●業務用としてパソコンまたはタブレットが「1人1台」の環境ではないから。
それでは「どうすれば、デジタル化が進むのか?」
●職場や部署内で1人1台ずつパソコン、タブレットを配布し、操作できる環境を整える。
考えられる問題点
・機器の費用および、操作に関する費用や時間が必要です。
・機器の台数が増えるほど、ウイルスやハッカーなどセキュリティの面でも費用やリスクを伴います。
●Faxのメリットをデジタル化する
・手書きで書いた文書をfax機で送信すれば、相手にはeメールとして届くようにする。
現時点でも「手書きで書いたものをプリンタ複合機でスキャンし、それをeメールとして送信」することは可能です。ただし、手間がかかります。
ですので、手書きで書いた文書をファクシミリ送信するだけで自動でeメールとして送信するようなプログラムの開発、あるいはその機能がついたファクシミリ機器の導入が必要かもしれません。
受信側は「仕事の合間にパソコンまたはスマホでメールをチェックするだけ」なので、それほど負担はありません。ただし、「職場にパソコンが一台」の場合は、メールの確認が遅れる場合があるでしょう。
まとめ
世間ではDX化、デジタルトランスフォーメーションといったワードが飛び交っていますが、その障壁になっている原因の一つが「fax、ファクシミリ」です。
ただ、そのfaxがいまだに活用されているのは「前述のメリット」があったり、デジタル化に費用と時間がかかるからだと思われます。
日本政府が推進している「デジタル社会、デジタル改革」ですが、グループ内や取引業者間で一気にDX化するのは無理なので、段階的に「脱Fax」を目指すしかないと私は思います。