iPhone スマホでパスワード付エクセルを開く・パスワード設定
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・この記事は「 パソコンでExcel文書を作成 → iCloudまたはiPhone(楽天市場で探す ・ amazonで探す) で開く」の一方向の内容です。
逆方向の iPhoneで作成したシートをパソコンで開いたり、iPhoneでパスワード設定したファイルをパソコンで開くは一切検証していません。
このページは iPhoneでExcelブックを表示する の続きです。パスワード無しのエクセル文書をNumbers(ナンバーズ)で開く場合も、そちらもお読み下さい。
Excel文書の中には「社外秘のブック」または「iPhone(iCloud)で見る時だけパスワードを設定したい」といった場合があろうかと思います。私なりに調べた結果、パスワードを設定する方法として「Excel側で設定」「Numbers側で設定」の2種類があることがわかりました。
Excelで設定、Numbersで設定はiCloud版とiPhone版を画面を使って順序立ってご説明します。なお、Excelで設定に関する記述は、NEC LAVIE様のサポートページを参考にさせて頂きましたが、それ以外は独自調査です。誤解のなきよう宜しくお願いします。
★注意書き★
・この記事は「ファイルを開く時にパスワードを要求するようにする」場合で他人にファイルの中身を見られたくない場合に有効です。シートやセルの編集ロックではありません。また、「読み取りパスワードのみを設定」しています。
・パスワードを忘れてしまうと2度と開けなくなります。忘れないようにご注意下さい。
・この記事はiOSのバージョンが 17.7 で確認済みです。
・管理人は記事の提供までで、読者様において発生する事象について一切の責任を負いかねます。
■使用するもの
iPhone
iCloud.com
MS-Excel
■概要
・Excel側でパスワードを設定する方法
・パスワード付きのExcelブックをiCloud内の Numbers(ナンバーズ) で開く
・パスワード付きのExcelブックをiPhone内の Numbers で開く
・iCloud.com内の Numbers でパスワードを設定する方法
・iPhone内の Numbers でパスワードを設定する方法
・Excel側でパスワードを削除する方法
■Excel側でパスワードを設定する方法
まず、パスワードを設定したいExcelブック(Excel文書)を「名前を付けて保存」の手順をします。
[その他のオプション]を選びます
※タップ(クリック)で拡大します
※Excelのバージョンによって画面が異なりますが、それほど違いはないと思われます。
「名前を付けて保存」画面の下にある ツール → 全般オプションを選びます。
パスワード設定の画面が2回表示されます。読み取りパスワード欄にパスワード(*)を入力した後、ファイルを保存して下さい。
*ここでは「読み取りパスワードのみ」を設定しました。個人的には「書き込みパスワードの設定」はオススメしません。「読み取りだけパスワード」だけで充分という理由からです。もちろんお好みです。
上書き保存の場合は元のブックを、名前を付けた保存の場合はそのブックを、iCloud.comのNumbersにアップロードします。
Numbersを開いて画像の「アップロード」アイコンをクリックして、ファイルを選択します。
アイコンは通常のアイコンか鍵アイコンになります
◇パスワード付きのExcelブックをiCloud内の Numbers で開く
アップロードしたExcelブックを開くと、パスワードが求められるので入力します
このように開きました。
◇パスワード付きのExcelブックをiPhone内の Numbers で開く
アップロードしたExcelブックは次のアイコンで表示されました。
パスワードのかかったエクセルブックをiPhoneで開くと下の画面になり、パスワードを求められるので入力して右上の「完了」をタップします
このように開きました。
※「見つからないフォントを置き換えます」をタップした場合
作成したExcel文書によっては「このスプレッドシートは外観が変わることがあります。開いたときに変更された内容のリストです。」という警告画面が表示されることがあります。ExcelとNumbersとでフォントが一致しないという警告なので、ここでは「終了」をタップします。
「このスプレッドシートは外観が変わることがあります。開いたときに変更された内容のリスト」の詳細
・「フォント”游ゴシック”が見つかりません。テキストの表示が変わる可能性があります。」
気になる方は[フォントの警告を解消]をタップして、対処して下さい。
※同じExcel文書を使用していて、何らかの事情(*)でパスワードが変更された場合は、次の画面が表示されることがあります。
*事例 パソコンのNumbersで開いているファイルを、iPhoneのNumbersでも開いてパスワードを変更した場合など
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■iCloud.com内の Numbers でパスワードを設定する方法
パスワードがかかっていないExcelブックをiCloudにアップロードすると、スプレッドシートマネージャ内ではアイコンまたはプレビュー付きアイコンで表示されます。クリックしてファイルを開きます。
※パスワード付きExcelブックや他の形式のファイルの場合、アイコンの種類が異なります。
ファイルを開くとメニュー付きの画面になります。画像の[・・・]をクリックすると[パスワードを設定]があるのでクリックします。
パスワードやヒントを入力して[パスワードを設定]をクリックします。
パスワードを設定し、しばらくするとアイコンのデザインが鍵アイコンに変化します。
※パスワードを削除するにはファイルを開き、メニュー画面で パスワードを変更 を選びます
この画面で、古いパスワード欄に「現在のパスワード」を入力して[パスワードを削除]をクリックします。(パスワードの変更と同じ画面なので表示上、”古い”となっているだけです。)
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■iPhoneの Numbers でパスワードを設定する、変更する方法
Excelブックを開いて右上の [・・・] をタップします。
[パスワードを設定](またはパスワードを変更)をタップします。
新規でパスワードを設定する場合:下の画面の[古いパスワード]欄はありませんが、パスワード、確認でも同じパスワードを入力して右上の[完了]をタップします。
パスワードを変更する場合:新旧のパスワード、再度、確認でも新パスワードを入力して右上の[完了]をタップします。
パスワードを削除する場合:画面の[パスワードを要求]をオフにし現在のパスワードを入力して右上の[完了]をタップします。
[Touch IDで開く]場合(指紋認証で開く場合)は、これをオンにしてパスワードを入力して[完了]です。
以上です。
※ちなみにパソコンのExcel側でExcelブック(Excel文書)のパスワードを削除するには、前述の「Excelのパスワード設定手順」で、名前を付けて保存する手順まで進み
設定画面に表示されている*****(アスタリスク)を削除してから、ファイルの上書きまたは別名保存することでパスワードを削除することができます。
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