iPhone でExcelブックを表示する
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・この検証は WindowsのExcelで作成したブックをiCloudにアップロードしたのちiphoneで表示・閲覧することが目的です。
ですので iPhone(楽天市場で探す ・ amazonで探す)やiCloudでのExcel文書の編集(加工)の解説はしませんが、この手順に慣れられることで「iPhoneで資料の閲覧」が可能となります。用途は「商談時に”配布できない資料”をお客様に一時的に見せる」、「印刷・シュレッダー不要の自分専用の資料を持ち歩く」などの使い方が考えられます。
・iCloud.com に登録し、iCloud.com内の Numbers(ナンバーズ) という表計算アプリ(スプレッドシートソフト)を使用します。
・OSおよびブラウザの組み合わせによっては実行できない場合があります。
・この記事の動作テストは「Windows 10 + Google Chrome」の組み合わせです。
・テストしたExcelブック(エクセル文書)は通常の文書(拡張子:.xlsx)で、中身は簡単な表と円グラフの1シートだけのファイルです。.xlsx以外の例えばマクロ有りのファイルは未確認です。
・Numbersで編集したシートをExcelで開けるかどうかは検証していません。あくまでも Excel → Numbers への一方向のみの変換です。
・目的がエクセルで作った文書をナンバーズで見るだけなら、この記事の方法で対応できるかと思います。
・開くだけなら別途、Excelファイル→Numbersへの移行作業やファイルの変換作業は不要です。
・管理人は記事を参考にされた読者様における、あらゆる事象において責任を負うことはできません。
・この記事はiOSのバージョンが 17.5 で確認済みです(なお一部の画像はそれ以前のバージョンのものです)。将来、Apple社の仕様の変更により画面・手順が異なる場合があります。
画面を使って順序立ってご説明します。
■ExcelブックをiCloud.comにアップロードして表示するまでの手順です
WindowsのExcelでブックを作成し保存しておきます。
iCloud.comにログインして Numbers を開きます。
パソコン内にあるExcel文書を、右側のNumbersのスプレッドシートマネージャにドラッグ&ドロップします。
※もし、ドラッグ&ドロップができない場合はNumbersの上部にあるアップロードアイコンをクリックして、ファイルを選択します。
アップロードが完了すると、図のようなアイコンができます。アイコンのデザインはExcel文書の種類(通常文書、マクロあり文書など)で変わります。
そのアイコンをダブルクリックで開くと「スプレッドシートをインポート中」の画面になります。
推測になりますがExcel文書をNumbersで開けるようにするための変換処理が行わているように思えます。
Numbers のシートとして開かれます。
文字入力を試しました。
■iPhoneでExcel文書を表示する方法
Numbersアプリをタップします
スプレッドシートマネージャ画面が表示されるので、アップロードしたブックをタップします。
シートを開くことができました。
※「見つからないフォントを置き換えます」をタップした場合
作成したExcel文書によっては「このスプレッドシートは外観が変わることがあります。開いたときに変更された内容のリストです。」という警告画面が高い確率で表示されます。ExcelとNumbersとでフォントが一致しないという警告なので、ここでは「終了」をタップします。
「このスプレッドシートは外観が変わることがあります。開いたときに変更された内容のリスト」の詳細
・「フォント”游ゴシック”が見つかりません。テキストの表示が変わる可能性があります。」
気になる方は[フォントの警告を解消]をタップして、対処して下さい。
iPhoneのNumbersで編集
そのまま開いて表示が小さい時はピンチアウト(*1)で拡大します。もしピンチアウトがうまくいかず選択状態(*2)になってしまう時は、グラフやセルのない無地のところのタップが良いかもしれません。
*1 ピンチアウトとは2本の指で同時にタップして外方向に指を広げる動作です。 *2 選択状態とはセルやグラフが選択され青い色の●や矩形が表示された状態です。
ピンチアウトで拡大して、見やすくなりました。
元のスプレッドシートマネージャ画面に戻るには、画面左上の[< ]をタップします。
【特殊、まれな事例】Excel文書をNumbersで開いた時、「このスプレッドシートはiOSデバイス上では違って見える場合があります。」と非互換の旨が表示された場合
すべてではまりませんが、私の場合、下の画像のようにExcel文書の原本とコピー版の2つのアイコンができました。推測ですが、Excel文書をiOSで開いた時に「非互換」があると、コピー版が自動で生成されるのではないかと思います。
以上で終了です。
■ファイルの削除 (iCloud.com内)
削除したいファイルの上にマウスカーソルを載せると右上にマークが表示されるので、クリックすると[選択したアイテムを削除]が現れます。
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