iPhoneユーザー向けWindowsパソコンの基礎知識
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スマホが普及した結果、子供の頃からスマホだったのでパソコンに不慣れ。しかし、就職したら「パソコンで資料作成を」と指示され困ったという人が増えてきているそうです。
もちろん、パソコンもスマホも得意という方もおられますが、ここでは、おもにiPhone(楽天市場で探す ・ amazonで探す)ユーザー視点でWindowsパソコンの本当に基本的なことを記事にしました。ですので、パソコンユーザー向けではないことをあからじめご了承下さい。
※この記事は将来、加筆・修正する場合があります。
・Windowsのバージョン
iPhoneのiOSに8や9といったバージョンがあるように、Windowsにも複数の種類があります。また、Windows 7 と 10とでは見た目も操作も異なります。そのためWindowsの参考書を買うのならバージョン番号を間違えないにする必要があり、もし職場のPCがWindows 8なのにWindows 10の参考書を買ったとしたら、役に立たないページが多くなりそうです。
・マウス、タスクバー
パソコンのそばにある楕円形の形をしたものがマウスで、入力以外の基本操作はこれで行います。また、画面下にあるバー上のメニューをタスクバーと言い、パソコンの電源を切ったり、再起動するにはこのタスクバーから操作するのが通常です。(Windows 8の終了は操作が異なる場合があります)
・クリック、ダブルクリック
スマホではタップ、スワイプなどがありますが、パソコンではマウスのボタンを押すことをクリックといい、おもに「アイコンやメニューの選択」です。2度連続してボタンを押すことをダブルクリックといい「選択したものの実行」の動作で、スマホでアプリを開くと同様にパソコンではソフトやファイルを開くことになります。
・ソフト(アプリ)の呼び名や終了の方法
一般的にExcelやWord、メモやカレンダーのように単独動くアプリケーションソフトのことをパソコンでは単にソフトと言い、スマホではアプリと言います。そのため、パソコンでは「アプリ」よりも「ソフト」と言った方が話が通じます。
iPhoneではホームボタンでアプリを終了しますが、Windowsではソフトの右上に表示される[X]ボタンのクリックで終了すると覚えると、一部のソフトを除いて終了できます。
余談になりますが、Windows8以降では「アプリのダウンロード」という機能が標準となり、iOSのそれと同様にダウンロードできるようになりましたので、人によってはソフトのことをアプリという方が増えていますが、店頭で買う場合は「ウィルス対策ソフト、年賀状ソフト」と「ソフト」で話した方が無難です。
・ブラウザ
iOSではネットサーフィンをするブラウザとしてSafariが標準装備されていますが、WindowsではEdgeが標準です。しかし、職場によっては Google ChromeやFireFoxといったブラウザも入っているので、どれが「主に使うブラウザ」なのか周囲に尋ねた方が良いでしょう。
・Safariのタブのように開く、IEなどブラウザのタブ
Safariでネットサーフィンをしていると知らぬ間に複数のタブが重なって開いてしまうので、右下のこのボタンを押してタブビューを表示し、不要なWebページのタブの左上の[x]ボタンを押して閉じます。
一方、パソコンのブラウザでは上部のメニュー上に複数のタブが並ぶか、もしくは別ウィンドウという形でこれまで訪問したサイトのページが表示されます。タブやウィンドウが増えてジャマになったら、タブごとに表示される[x]ボタンで閉じるか、タスクバー上に表示されたウィンドウまたはアイコンのタイトルをクリックして個々の[x]ボタンで閉じた方が良いでしょう。
・電源ボタン、再起動
スマホでは電源を落とすことは通常ありませんが、パソコンでは「一日の終わり」や「Windows Update後」、「周辺機器を取り付けた時」などは電源を落とす必要があります。
関連して、電源を入れたままWindowsを起動することを再起動と言います。
また、ノートパソコンはスマホと同様に充電池式なので間違って電源プラグを抜いてもすぐに落ちることはありませんが、デスクトップパソコンだとすぐに電源が落ちて次の起動時にエラー画面が表示される可能性が高いため、注意が必要です。
・省電力
スマホではスリープボタンまたはで数分後に省電力モードになりますが、パソコンの場合も手動もしくは数分後に省電力になります。ただし、パソコンの設定内容によって動作が異なります。
・資料の保存
iPhoneでiCloudを使っていると、撮影した写真などは自動でアップロードされるので、「保存をする」という作業はありませんが、パソコンで資料を作成するのにExcelやWordを使った場合、「上書き保存」「別名で保存」という作業を忘れると、全ての作業が水の泡です。言い換えると、スマホは定期的に自動保存されますが、パソコンは手動保存が一般的です。
※iPhoneのiCloudのようにパソコンでもクラウドサービスを利用している場合は、保存ではなくアップロードという表現の場合があります。
・変換キー、無変換キー、文字の削除
iOSでは ^ボタンや次候補ボタンですが、パソコンではひらがなから漢字にする場合は変換キー、ひらがなからカタカナにするには無変換キーで可能です(ファンクションキーを使った変換処理もあります)。
パソコンでの文字の削除はDeleteキーかBackSpaceキーです。
・数字や記号の入力
iOSでは [123]ボタンで数字ボタンを表示しますが、パソコンではキーボードの上または右側にある数字キーを使います。iOSでは記号は [#+=]ボタンですがパソコンの場合、$や%はShiftキーを押しながら左上の4キーまたは5キーです。他の記号は、そのままキーを押すかShiftキーとの同時押しで表示されます。
・Siriのような音声入力、操作はパソコンで可能か?
障がい者向けソフトとして市販されていたり、一部の機能はWindows内にも装備されているようですが、基本的に「職場のパソコンは音声入力はできない」と思っていた方が良いと思います。
Siriによる検索やメール送信に慣れている方にとっては、パソコンのマウス・キーボードは面倒かもしれません。
・インターネット回線
スマホでは直接、キャリア回線か無線LAN(WiFi)を使用しますが、パソコンは多少異なります。自宅・会社までは光回線といった高速回線を利用し、宅内・社内は無線LANまたは有線LANでパソコンを接続します。(パソコンでスマホのような接続をしている場合もあります)
言い換えると、自宅・会社では1本の回線を分配して使っているため、同時利用数によっては速度低下が起こりやすいです。これはスマホが場所・時間帯によって速度低下することに似ています。
ただしパソコンで「有線LAN+光回線」の場合は「無線ではない安定した高速通信」となり、仮に混雑したとしてもスマホよりは快適な場合があります。
・お気に入り(ブックマーク)
Safariのお気に入りとパソコンのブラウザのお気に入り(ブックマーク)は同じ意味です。ただし、職場のパソコンは共有物のため、お気に入りの追加・削除は制限されている場合があるため周囲に尋ねた方が良いでしょう。